2015年11月9日月曜日

~その6 面接を受ける〜

やったーインタビューだー!
待ってたぞこの時を!

面接かぁ…
面接…


面接…面接…面接…


面接って何聞かれるんだ?


ネットで調べてみたら
「鉄板!これはかならず聞かれるよ!」


みたいなのが出てくる出てくる。


よし、これで準備をしよう。


どれどれ…


自分について話してください?
え?あー、うーん…
カバーレターで大体のこと書いちゃったしな…


この会社への志望動機?
…いや、数うち当たれで応募して、うりゃーって・・・


自分の長所?
英語できないし…ん〜


どうしてあなたを雇わなくちゃいけないか?
え…それはそちらが判断することじゃぁ…


なんてネガティブスィンキングなんだと自分でも驚きます。


サンプルを真似しつつなんとか文章におこして暗記。


よし!自信がない!(笑


結局、このノミの心臓は前夜まったく寝れませんでしたw


というのも、言い訳じゃないですがこの面接の週は友人から日本から遊びに来ていたのもあって遊んで遊んで。


その合間の面接。徹夜でこの面接準備を調べて練習してました。
つまりは自業自得ってやつですね。


そしていざ、面接の日。


この時のために日本から持ってきたYシャツ、下はジーパンにスニーカーというアンバランスな服を着こなし、


指定された時間より30分も早くに到着してしまいギリギリまで面接のメモを片手に近くのベンチで繰り返しブツブツ。


怪しい人発見です。


時間になりノミの心臓はいつにも増して鼓動が早い。


入り口を抜けて受付っぽい人を探すも誰もいない…


たまたま通りかかった人が声をかけてくれました。
※以下のたま~に出てくる英文はうる覚えな上に英語がめちゃくちゃだったりしますがそこはご了承ください


人 「May I help you?」的なこと聞かれて


ぼく 「I am here for Interview...」


人 「Ok, Please wait there for second.」


奥からSkypeで見た顔が登場。


見た顔の人 「Nice to meet you, Thanks for coming!」


で、会議室に案内されてしばしの待ち時間。



この間に誓約書を書かされます。
面接の内容には秘密事がいっぱい。プロジェクトのお話もしますからね。
これはどこも一緒ですね。


ほどなくして現れたのはプロデューサー。アジア人の方だったので何か少しホッとするノミ。


人にもよりますが聞き取りやすい英語でとても助かりました。


軽い挨拶を済ませるとすぐにプロジェクトの説明へ。


一通り終わったところへ今度はアニメーションスーパーバイザー(以下アニスー)が登場。
以前の自分のポジションに近い人?
ぼくにはこんなに威厳、風格は無かったな…ふふふ、懐かしいぜ。


なんて考える余裕などもちろん無い。


ここからはアニスーからの質問&説明が始まる。


・レジュメに書いてある過去の仕事の内、どれくらいモーションキャプチャーで仕事しましたか?

・モーションビルダーを使って?Mayaを使っての仕事は?

・このうちどの仕事を日本でやったの?

・カメラアニメーションはできますか?

・カメラ、キャラのブロッキングアニメーション、ポージング、タイミング調整は問題ない?

・アニメーション作業でどのパートが好き?ストーリー?アクション?

・何かわたしに質問はありますか?



ぼくからの質問。

・作業するソフトはMayaが基本ですか?

・リギング等の作業は必要になりますか?

この質問で会社のワークフローを説明してもらいましたが、全てを理解できず、自分だったらこーするからこーだろーなーで勝手に解釈。



ここらかプロデューサーが質問に参戦。

・クロスシュミレーションの経験はありますか?

・ボーンアニメーションで?それともダイナミックスで?

・どのくらいの尺をさばいてましたか?

・例えば、1週間に30秒とか。テレビシリーズとかだとだいたい1週間に30秒くらいは作業しないといけないんだけど…

・もしも、そこに準備の出来たキャプチャーデータがあったとして、完結まで1週間にどれくらい作業できる?


ここは失敗でした。というか準備不足でした。


今までの仕事で散々こんな計算をしてたのに1週間に何秒…の計算をしたことが無かった。


パチンコ案件で毎度尺が不安定だったのでモーションの難易度、キャラ数、プロップ難易度などのトータルで計算して作業を割り振り、終わった後にそれぞれの作業者ごとに何秒を消化した計算ではなく、1カット終わらせるのに約1日かかったかみたいなトータルコストの計算しかしてこなかった…


この消化できるトータルを把握しておけば次のプロジェクトでも何人月必要で…などの最初のコスト計算が楽だったりする。


能力には個人差もあるし、あまり細かく計算しても時間の浪費な上に結局は統計学と大差無かったりする。


内容がちくいち変動する中で細かい計算をすればする程、その都度時間を持ってかれるのが痛かった。


自分なりにより正確性のある最短ルートを選んできたつもりでしたが、個人単位でも考えてもおくべきだったなと後悔した瞬間でした笑



話がそれました。


引き続きプロデューサーから質問。

・いつから働けますか?

・サラリーはどれくらい欲しいですか?
(月給を聞かれたと思い、答えたら安いね!って言われました。年収額を知りたかったようですねw)


質問はここで終わりました。


最後、話の流れで 「英語に不安はあります…」 とネガティブ発言。

内心  (やべ、言っちゃった…)

どう返してくるかとても不安だったのですが、思ってもみない返事が。




プ「大丈夫だよ、ここはバンクーバー。色々な国の人がいる。英語は働きながら練習してゆっくり覚えていけばいーんだよ。心配しないで。」


はわわわわ…
なんてありがたいお言葉ぁー


と、感じつつもこれって不採用だけど頑張れってことなのか?


などと、またネガティブ思考発動。


何か質問あったら気兼ね無くメールしてね、来週また連絡するから。


最後はまるでホームステイファミリーと話しているかのような和やかに終わり、会社を後にしました。


なんだかダラダラ書いてしまいましたが、結局、面接用に練習した内容が活かされたのは最後の質問。給料いくら欲しい?のみでしたw


ちなみにぼくが直前になって参考にした面接の練習動画。



質問1つ1つを良い例、悪い例含めて解説してくれてます。


まぁ。日本語に変換して考えたら普通のことだったりもしますけどねw


そう。こんな練習なんてほんと意味が無かった。。。


面接直前まで近くのベンチでメモ片手にブツブツして練習したのにw


いま改めて面接の練習をするならば、自分がやってきた内容を頭の中で整理することくらいでしょうか?


慣れない質問に対して一夜漬けで作った文章など、もともとノミの脳みそはメモリーオーバーだったわけです。


いかに自然体でいかにハッキリと出来ること出来ないことを答えられることが大事なのかなと感じた面接でした。(普通ですねw)



〜その0 Apply(アプライ)してから面接、受かるまで〜

〜その6 面接を受ける〜










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