世界各国に存在するユースホステルです。
看板を掲げてるだけあってか、結構まともでした。
外観 手前はGranville st |
中の4人部屋から |
建物の面してるGranville stはダウンタウンの中でも飲み屋やクラブが多めの通りらしくて夜はいろいろな人たちがうろちょろしています。
昼間はもちろん、夜も人が多いので危険な感覚はあまり感じなかったです。
どこからともなくマリファナの香りが漂い、老若男女な浮浪者が歩道でコロコロしてお金ちょーだい、ごはんちょーだいをしている。そんな感じの場所です。
そんなところでそれなりに数日出歩いていたので、平和ボケのぼくでも物乞いに対してはそれなりの警戒心を持った対応をしてました。
というか、そんな余裕はありませんし。
こっちだって高い宿代をなんとかカバーしようと、朝のフリーミールで出たパンをお昼用に包んで持ち歩いてんだ。
人によっては美味しそうなごはんを与えられて、ぼくよりも豪華な昼食を食べてる輩もいる。よだれが出るぜ。。。
彼らはいったい何で物乞いなんてしてるんだろう?
って、普通はあまり考えないかもしれませんがこっちだと何故か考えてしまいました。
だってどう見てもぼくより若い連中が多いんだもの。
女の子率も高い気がするし。
いろいろあるんだね、きっと。
で、そんな中。
ある日、駅前で人を待っている時にチャラチャラした男に声をかけられました。
「やぁ、ちょっと突然でびっくりさせて申し訳ないんだけども、話を聞いてくれないか?」
(あー。。。なんか面倒くさそうなの来たー。。。)
「実は隣の駅に車を停めてるんだけど、ガソリンが切れちゃったんだ」
(へぇ。。。それで?まさかだからガス代くれなんて話じゃないよね?まさかね笑)
「しかも財布を職場に忘れてきたちゃってさ。車が動かせ無くて。。。」
(おいおい。。。)
「でさ、、、お金を貸して欲しいんだ」
(きたー!やっぱ金じゃねーかー)
「信じてもらえないかもしれないけど本当なんだ」
(えぇ、信じられません)
「俺イギリスから来て、こっちで音楽の勉強してんだ。」
(はぁ。。。じゃぁ学校の友達とか頼ればいいじゃん)
「学校の連中はつまんねー奴ばっかしなんだよ」
(友達いないんだね笑)
「あ、そうだ、ほら、証拠にこれ! 車の鍵! な? 本当だろ?」
(笑 え、それ何の証拠ですか?)
「頼むよ。必ず返すからさ!」
(うそつけこのやろう笑)
「そうだ、信用出来ないなら連絡先を教えるし、交換しよう!」
(こいつに連絡先教えるのやだなー)
「これ!これ俺のフェイスブック!見てくれこの写真。俺だろ?な?」
(・・・・まぁ確かにお前だけどさ。。。)
「ほら、これ俺の母ちゃん!」
(母ちゃん出てきたーー笑)
「これ俺の彼女!」
(彼女出てきたーー笑)
「彼女イギリスにいるんだけど、法律の勉強してんだ」
(まじか。じゃぁ君も頑張らないとだね、ってか君何歳なの?)
「俺は23だ。おまえは何歳だ?」
(当てて味噌)
「んー・・・・25かな。俺と大して変わらないな」
(ありがとう。31だよ)
「うそだ!ぜってーうそだ信じられねぇ。まじかよ!」
(テンションたけーなー笑)
「週末何してんだ?一緒に飲みに行こうぜ!これから待ち合わせだろ?車で送っていくぜ!」
(あ、営業トークに戻った。って、動かないんでしょその車が笑)
※だらだら長すぎるので割愛
こんなどうでもいいような会話をなんだかんだで20分以上していた気がします。
だんだん話してて面白くなってきたので、途中からエンターテイメントの一つとして楽しんでました。
英語のお勉強にもなったし、良い気分にさせて頂いたので$5だけ渡してさようならしました。
道端でコップだけ持って金くれーって言ってる奴よりかはなかなかの頑張りでしたからね。
「絶対返すから!絶対!連絡するし、そっちも連絡してくれよな!!」
映画でやるような握手(なんかゲンコツ同士合わせたり色々組み合わせるやつ)を恥ずかしいくらいにガッツリやって別れました。
おじさんは楽しかったでした。
友達と待ち合わせ場所を変更して歩いていたら、通りすがりの日本男児2人組の声が耳に入りました。
「。。。全然イギリス訛りじゃないし。。ボソボソ。。ありえないよね。。。ボソボソ。」
(まーそうですよねー笑)
しばらくニタニタが止まりませんでした。
後日ちょっと面白半分でフェイスブックで友達になってみたら
先日、彼に対して誰かからメッセージが送られていたので読んでみました。
「俺の$40。。。返してくれませんか。。。約束したじゃないですか。。。お願いします」
ダメよ、ダメダメ、騙されちゃ 笑
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